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大事なことをわすれちゃいけない

このまえ、佐藤直樹さんの本で「なぜ日本人は世間と寝たがるのか」という本を読んだ。

その中の第7章に書かれてあることで印象的なものがあった。

「日本の「世間」の時間意識は、キリスト教にもとづく西欧社会とはまったく異なっている。日本の時間意識は円環的時間の中にある。正月から始まり大晦日におわる。「世間」の年間行事は、1年で完結する。西欧社会のクリスマスはキリストの生誕を祝うもので、確かに毎年繰り返されるが、そのなかにキリスト生誕以降の、2000年あまりの時間が直線的にながれている。」

ってところで、我々日本人の時間感覚は1年ぽっきりなのだ。

日本人の時間は常に「今」しかない。

 

そう考えてみると最近のあたしの行動も全て断片的で「今」や「近未来」のことしか考えられていなかった。

「今」あることに一生懸命になることで、動機を見失っていたなと。

 

みんながやってるからやるってことがあって、すごくミーハーなんだけど、それについての動機をちゃんと考えなきゃいけないのだなとしみじみ思う。

 

直感に従うのはめちゃくちゃ重要なことだと思うし、「やりたい」と思ったことにはチャレンジしてきたけど、「振り返って考察する時間」がなかったな。

これからは振り返る暇もないくらい走るのはやめて、直線的な時間のなかで、振り返りながら進むのが懸命だと思った一日でした。

 

今年の夏は、「あんたなにもの!?」ってことと、「何がやりたくて、なんでそこに興味があるのか」をちゃんと言えるようになろう。